子宮頸がんの原因が、「ヒトパピローマウイルス」によるウイルス感染、再感染することもあることがわかっています。
そこで、ウイルス感染を防ぐために、ワクチンが開発されました。
現在、このワクチンによる予防接種は、世界100カ国以上で行われています。
日本においては、2009年10月に承認されました。
ワクチンの内容としては、「ヒトパピローマウイルス」を人工的につくり、その「にせウイルス」をワクチンとして使います。
人工的につくった「にせワクチン」を注射して、体内に抗体をつくります。
そうすることで、ウイルス感染を防ぐのです。
にせウイルスの中には、遺伝子がないため、ワクチンを接種してがんが発症するということは、全くありません。
現在認められているワクチンの種類は、子宮頸がんの原因となるウイルスのうち「16型」と「18型」の感染を予防するものです。
この2種類については、ほぼ100%の効果が期待できます。
子宮頸がんのおよそ70%は、この16型と18型が原因となっているため、ワクチン接種することで、およそ70%の予防ができるとされています。
また、このワクチンは、他の型にもある程度の効果があることは解明されています。
ワクチンの効果は、最低でも20年以上持続すると考えられています。
そして、ワクチン接種によって子宮頸がんの発症をおよそ30%以下にまで減少することができるのではないかとされています。
ただし、このワクチンは、予防するものであり、治療の効果はありません。
すでに感染してしまっているとき、排除することはできません。
また、ワクチンもすべての型に効果があるわけではないので、定期的に子宮頸がん検診を受けることも大切です。